Exhibitions 2017

剪画アート&スペースでは、 年間6回のテーマ展を開催しています。


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 2005年の夏に剪画アート&スペースをオープンし、その年末に戌をテーマにした干支展を行いました。それ以来、毎年末に次の年の干支をモチーフとした剪画展を開催し、昨年の酉で十二支をひとめぐりしました。そして、今年からは2周めの干支展となります。
 作家さんの一人が「干支に猫がいないのは残念…。」と言ったのをきっかけに、今年のテーマには猫をプラスすることにしました。同じペットとして家族同様に飼われている犬と猫。今回展示されている作品には、作家さんたちのペットも多数描かれ、それぞれ愛情あふれる絵に仕上がっています。
 2巡目に入った新たな干支展。これからは少しずつひねった要素を加えつつ、今まで通り年末の恒例展示としたいと考えています。今後共よろしくお願いいたします。

 剪画でよく使われる和紙には様々な風合いがあります。真っ白な和紙、生成りのもの、木や草の繊維を漉き込んだ紙、長めの紙の繊維が見える雲竜紙、漉いた後に水を垂らして表情を付けた落水紙…それぞれに豊かな表情を持っています。
 今回の作品展は、この和紙の風合いがテーマです。生成りの柔らかい色を活用したり、紙の繊維をうまく配置したり…質感の活用も、色彩の配置も和紙ならではの素材感を活かした作品を制作して頂きました。
 通常、作家さんたちは表現したい作品に合わせて和紙を購入し、剪画作品を制作します。が、今回はまず和紙を見て頂き、そこから紙の風合いを最大限に活かした作品を考える…という方法をとりました。
 まだまだ和紙の世界は奥深く、その美しさを表現する方法は多々あると思いますが、まず始めの一歩を踏み出しました。私たちの伝統に根ざした和紙の美しさを楽しみながら、作品のご感想なども伺えれば幸いです。

 剪画アート&スペースでは、因州和紙をテーマに、これまで2回の作品展を行ってきました。その際に鳥取の方から、麒麟獅子をテーマにしてみたらどうか…というご提案を受けました。郷土芸能やお祭りは剪画で表現するのに適した素材です。また、麒麟という架空の動物を描く…ということもテーマの範疇に入れれば、作家の個性が感じられる様々な作品が生まれてくるのではないか…という思いもありました。
 とはいうものの、今回の出展作家たちは実際に麒麟獅子の舞を見たことがありません。そのため、鳥取から写真を送ってもらったり、インターネットで調べたりしてイメージを膨らませ、それぞれに思いのこもった麒麟獅子の作品を仕上げました。ここに展示されている麒麟獅子の剪画は、現実の麒麟獅子舞にもとづいていながら、同時に架空のものでもあるわけです。
 伝説の動物である麒麟とそれをモチーフにした麒麟獅子舞。その優雅で力強い姿を剪画でお楽しみいただければ幸いです。

 通常剪画や切り絵の作家さんたちは風景がを描く方が多いのですが、剪画アート&スペースには景色を描いた作品はあまり多く出展されていません。そのため今回の作品展ではあえてテーマに「風景」という文字を入れてみました。
 タイトルを「私の風景」としたことで、一般的な風景がだけではなく、個人の思い入れがあるものや心象風景、もしくは作者が自分の風景とみなすもの…とテーマの範囲が少し広がりました。大切にしているものや、心の奥深くに残っているもの、想い出の中だけに生きる風景…。そういったもの、ことが含まれた奥行きのある作品が集まっています。
 作家たちの描く風景を、その背景共々お楽しみ頂きたいと思います。そしてそうした風景が、ご覧になる方々の心の琴線に触れたらば…制作した作家にとっても大きな喜びとなることでしょう。
 ご来場ありがとうございます。

 昨年「扇面画を描く」というワークショプに参加させて頂き、剪画を使って扇を制作してみたところ、とても面白いものができ上がりました。普段平面上に制作している絵が、折り目を入れて少し立体的にするだけで雰囲気が変わるのです。そこで今回は扇面を中心とし、うちわを加えて扇ぐ道具と剪画を組み合わせた作品展を開催することにしました。
 扇とうちわをテーマにして作品を募集したところ、様々な作品が仕上がってきました。季節の行事を織り込んだもの、風に舞う花びらを描いた作品、使いながら眺めて頂ける模様や風景…。どの作品も額装作品にはない魅力があります。
 壁に飾っておくだけではなく、絵柄を見ながら動かし、傍らに置いて使用するうちわや扇。今回の展示では、是非作品を手にとって、動かしてみて下さい。いつもとは違った剪画を楽しんで頂けることと思います。

  今回のテーマ「きいろ」は色をテーマにしたシリーズの剪画展。2009年に開催された「青・蒼・碧!」、2012年の「緋色」、2016年に行われた「Green」展に続く第4弾です。
 黄色は花々や動物に使われる色でもあり、光そのものや、春のイメージを表現する色でもあります。また、レモン色、山吹色、たまご色、クリーム色など、それぞれに具体的なものの名前が付いた多くの色合いが揃っています。
 一方、暖色と寒色の間の中間色である黄色は、どんな色とでも相性が良く、様々な絵の中に使われる色でもあります。が、そのために、中心となる主役の色となることはそう多くはないようです。今回はこの黄色をテーマとすることによって、剪画の中の黄色について改めて作家さんたちに考えて頂きました。菜の花、水仙、キリン、黄八丈、月の光…描かれているものは多岐にわたります。
 「きいろ」の生み出すイメージ…明るさ、パワー、心地良さ…そんなものを感じながら、多様な「きいろ」をお楽しみいただければ幸いです。