Exhibitions 2007

剪画アート&スペースでは、年間6回のテーマ展を開催しています。


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 今年も剪画展「干支と縁起物」を開催する時期がやってまいりました。年賀状を書くこの時期になると、普段忘れかけている「干支」が脚光を浴び、街のいたる所で人形やイラストを見かけるようになります。当ギャラリーでもこの「干支展」は一番人気のある作品展で、毎年の定番となりました。
 来年の干支は子=ネズミ。実際に家に入って来るとちょっと困っていまいますが、大黒さんのお使いで福を呼ぶ縁起物とされています。金運と結びつ付く「打ち出の小槌」や「米俵」といっしょに描かれる事も多いようです。
 今回の作品展では、風炉先屏風、短冊、凧、テーブルトップと、やや生活に近いところで飾られる作品も集まりました。額装作品ともども、お楽しみ頂ければ…と思っています。
 新しい年への期待をこめてお送りする「剪画による干支」をどうぞごゆっくりご鑑賞下さい。
 
0711-A001 十二支 阪根 美智子 460×320mm
0711-A002 A HAPPY チュー YEAR 吉田 健嗣 460×460mm
0711-A003 南舘 千晶 210×297mm
0711-A004 雪椿 石田 良介 120×180mm
0711-A005 寒梅 石田 良介 120×180mm
0711-A006 飛翔 石田 良介 120×180mm
0711-A007 静穏 石田 良介 120×180mm
0711-A008 言祝ぎ I 小野寺 マヤノ 100×148mm
0711-B001 今年は寝てて… (1) 小沢 直平 242×272mm
0711-B002 今年は寝てて… (2) 小沢 直平 242×272mm
0711-B003 来福 阪根 美智子 242×272mm
0711-B004 ぼく達の年 阪根 美智子 242×272mm
0711-B005 福ねずみ 青山 政枝 242×272mm
0711-B006 子 I −剪書− 出口 和雅 242×272mm
0711-B007 子 II −剪書− 出口 和雅 242×272mm
0711-B008 子 III −剪書− 出口 和雅 242×272mm
0711-B009 “子”土人形 広瀬 正幸 242×272mm
0711-B010 宝船 広瀬 正幸 242×272mm
0711-B011 迎春 岡崎 純子 242×272mm
0711-B012 寿づくし 小沢 直平 242×272mm
0711-B013 子年はバランスでチュウ 小谷 精鋭 242×272mm
0711-C001 迎春 岡崎 純子 121×135mm
0711-E001 お飾り 結城 公子 76×362mm
0711-E002 初日の出…願いを込めて… 結城 公子 76×362mm
0711-E003 良い年でありますように 結城 公子 76×362mm
0711-E004 布絵「梅に寿」 大月 透 560×205mm
0711-E005 福ねずみ 大月 透 560×205mm
0711-E006 布絵「ひょうたん」 大月 透 560×205mm
0711-E007 初夢 石田 良介 300×420mm
0711-E008 Sunrise 小野寺 マヤノ 300×420mm
 以前から剪画と光の組み合わせには興味があり、剪画を使った照明をテーマにしてみたいと思っていました。2006年の日本剪画協会の研修会で、何名かの会員による「剪画を使った照明」の発表を聞き、その思いを強くしました。ギャラリーの企画として会員に話したところ、多くの方々が興味を持って少しずつ実験を始めて下さり、今回の作品展が実現することとなりました。
 光に照らし出された黒い和紙の影はとても美しく、光の当て方や色和紙との組み合わせによって様々な表情を見せてくれます。照明の台を購入したり、作成したり、通常の作品を創作する作業とはまた違った手順が必要となりますが、集まった作品はどれも工夫をこらした楽しいものばかりです。
 初めての試みで作品の制作・展示、ともにまだ試みの段階ではありますが、作品展のテーマの1つとして今後も続けてゆきたいと思っております。
 皆様の率直なご意見、ご感想を伺うことができましたらば幸いに存じます。
 
0709-A001 水元望郷 鈴木 桂四郎 650×840mm
0709-A001 (蟹)→カニ 鈴木 桂四郎 187×240mm
0709-A002 セミノヌケガラとカタツムリ 鈴木 桂四郎 185×235mm
0709-A003 カブトムシ(飛ぶ) 鈴木 桂四郎 225×285mm
0709-A004 ゲンソウ(幻想) 鈴木 桂四郎 123×164mm
0709-A005 虫の声 鈴木 桂四郎 130×130mm
0709-A006 蛍ノ光 鈴木 桂四郎 75×75mm
0709-A007 十二支 鈴木 桂四郎 110×100mm
0709-A008 ウサギ 鈴木 桂四郎 155×160mm
0709-A009 二人 小沢 直平 180×180mm
0709-A010 つわぶき 大月 透 150×200mm
0709-A011 万年竹 大月 透 170×170mm
0709-A012 自然界の循環 結城 公子 320×160mm
0709-A013 海底 岡崎 純子 400×500mm
0709-A014 清澄庭園(江東区) 森下 ひろき 360×230mm
0709-A015 light breeze I 吉田 健嗣 100×100mm
0709-A016 light breeze II 吉田 健嗣 100×100mm
0709-A017 セントアンドリュースのウッズ 糟谷 南海彦 140×140mm
0709-A018 秋のたたずまい I 糟谷 南海彦 125×125mm
0709-A019 秋のたたずまい II 糟谷 南海彦 130×130mm
0709-A020 “たまや〜” 広瀬 正幸 175×225mm
0709-A021 龍鳳 Sab 250×250mm
0709-A022 花燈 Kim Kum Ok 185×185mm
0709-A023 月のひかり 小野寺 マヤノ 220×220mm
0709-B001 灯火 小沢 直平 242×272mm
0709-B002 一筋 小沢 直平 242×272mm
0709-B003 光明 小沢 直平 242×272mm
0709-B004 白月 小沢 直平 242×272mm
 君よ知るや南の国…
 レモンの花咲き
 オレンジ実る国
 歌劇「ミニヨン」の中でアリアとして歌われるゲーテの詩ですが、どこか郷愁をさそう響きがあります。「南の国」は、実際にある遠い異国のようでも、心の中の憧れの地のようでもあって、イメージをかき立てられるのです。そんな「南の国」を剪画作品にして頂きました。
 今回ギャラリーには、剪画らしいモノトーンのもの、優しい色合いのもの、そして布に応用したもの…と様々な作品が集まりました。夏らしい遊び心も感じられます。作品のひとつひとつに生き生きとした「南国」を感じて頂けるのではないかと思っています。
 この暑さを甘い香りのする南国への憧れにつなげ、楽しんで頂ければ幸いです。
 
0708-A001 水元望郷 鈴木 桂四郎 650×840mm
0708-A002 のれん 赤 岡崎 純子 800×1400mm
0708-A003 のれん 白 岡崎 純子 800×1400mm
0708-A004 胡蝶蘭 菅谷 茂 285×403mm
0708-A005 海愛 Sab 320×270mm
0708-A006 南の杜 I 小野寺 マヤノ 406×585mm
0708-A007 南の杜 II 小野寺 マヤノ 406×585mm
0708-A008 南の杜 III 小野寺 マヤノ 406×585mm
0708-B001 Pine → Apple 小沢 直平 242×272mm
0708-B002 南の星 小沢 直平 242×272mm
0708-B003 名月 結城 公子  
0708-C001 水清くして魚住める 結城 公子 120×135mm
0708-C002 Wonderful ! 結城 公子 120×135mm
0708-C003 潮騒 結城 公子 120×135mm
 今回剪画アート&スペースでは、剪画と近い位置にある2つのアートをご紹介いたします。
 その一つが「剪画布絵」です。作家の大月氏は、古布を集め、その柄にふさわしい形を切り抜くことによって、新しい世界を創出しています。その風合いのやさしさと、雅やかな美しさをご堪能下さい。
 もう一つは韓国の紙を使った工芸品です。韓国の伝統的な紙は、極めて和紙に近い漉き方をするそうです。その韓紙を、厚紙で作った箱や台、照明器具などに切り抜いて貼って、繊細にして美しい日用品を作っています。
 双方共、刀を使って切り抜いて美しい絵を作り出します。どちらも剪画に非常に近いテクニックを使いながら、それぞれが独特の世界を持っています。そして剪画よりも、少し生活に近いところにあるアートです。
 これら2つのアートを通して、「剪って創る」ということの奥深さを感じて頂ければ幸いです。
 

 

0707-A001 剪画布絵 作品01 大月 透 242×272mm
0707-A002 剪画布絵 作品02 大月 透 242×272mm
0707-A003 剪画布絵 作品03 大月 透 242×272mm
0707-A004 剪画布絵 作品04 大月 透 242×272mm
0707-A005 剪画布絵 作品05 大月 透 242×272mm
0707-A006 剪画布絵 作品06 大月 透 242×272mm
0707-A007 剪画布絵 作品07 大月 透 242×272mm
0707-A008 剪画布絵 作品08 大月 透 242×272mm
0707-A009 剪画布絵 作品09 大月 透 242×272mm
0707-A010 剪画布絵 作品10 大月 透 242×272mm
0707-A011 剪画布絵 作品11 大月 透 242×272mm
0707-A012 剪画布絵 作品12 大月 透 242×272mm
0707-A013 剪画布絵 作品13 大月 透 242×272mm
0707-A014 剪画布絵 作品14 大月 透 242×272mm
0707-A015 剪画布絵 作品15 大月 透 242×272mm
0707-A016 剪画布絵 作品16 大月 透 242×272mm
0707-A017 剪画布絵 作品17 大月 透 242×272mm
0707-A018 剪画布絵 作品18 大月 透 242×272mm
0707-B001 剪画布絵 小作品01 大月 透 120×135mm
0707-B002 剪画布絵 小作品02 大月 透 120×135mm
0707-B003 剪画布絵 小作品03 大月 透 120×135mm
0707-B004 剪画布絵 小作品04 大月 透 120×135mm
0707-B005 剪画布絵 小作品05 大月 透 120×135mm
0707-B006 剪画布絵 小作品06 大月 透 120×135mm
0707-B007 剪画布絵 小作品07 大月 透 120×135mm
0707-B008 剪画布絵 小作品08 大月 透 120×135mm
0707-B009 剪画布絵 小作品09 大月 透 120×135mm
0707-B010 剪画布絵 小作品10 大月 透 120×135mm
 幼い頃から読んでいた絵本の中の不思議の国や、冒険の世界、いつか写真で見た美しい風景の外つ国…。「異国」はこの地球上にあるどこかの国だけではなく、空想の世界も含みます。

 剪画は主に「黒い紙」を土台として切り抜いてゆく世界です。見知らぬ「異国」と、ナイフによって切り出されて出現する世界は、どこか符合するイメージがあります。それか今回「異国への憧憬」というテーマを設けた所以です。
 実際に作品を募集してみると、旅先で出会った風景や、心の中にあるシーン、言葉や歌にある世界など、作家の個性が生かされた作品が集まりました。それぞれの思いが籠もった作品だけに、鑑賞される方々の好みも別れることと思います。1つ1つの作品を眺めながら、皆様の中の「異国」へと思いを馳せて頂ければ幸いです。
 

0705-A001 赤ずきん 鈴木 桂四郎 340×415mm
0705-A002 注文の多い料理店 鈴木 桂四郎 340×415mm
0705-A003 初夏の香り 岡崎 純子 180×220mm
0705-A004 風にのって 岡崎 純子 270×400mm
0705-A005 ビバリーヒルズ邸宅の中庭 糟谷 南海彦 235×350mm
0705-A006 ゴールデンゲートブリッジの秋 糟谷 南海彦 193×143mm
0705-A007 カッパドキアの夏 糟谷 南海彦 143×193mm
0705-A008 ダイヤモンドヘッドの秋 糟谷 南海彦 143×193mm
0705-A009 手紙 吉岡 澄 273×409mm
0705-A010 NY 遠景 I 小野寺 マヤノ 432×864mm
0705-A011 NY 遠景 II 小野寺 マヤノ 432×864mm
0705-A012 日の國 小野寺 マヤノ 203×254mm
0705-A013 月の國 小野寺 マヤノ 203×254mm
0705-B001 サンタの国 小沢 直平 242×272mm
0705-B002 赤い靴はどこへ 小沢 直平 242×272mm
0705-B003 憧憬−剪書− 出口 敏一 242×272mm
0705-C001 古代エジプト (I) 結城 公子 121×135mm
0705-C002 古代エジプト (II) 結城 公子 121×135mm
0705-C003 古代エジプト (III) 結城 公子 121×135mm
0705-C004 古代エジプト (IV) 結城 公子 121×135mm
 去年の同じ時期に「さくらひらひら」というテーマで剪画展を開催し、大変ご好評頂きました。今年もまた桜の花を念頭に置きながら「花嵐」というテーマを設定し、作家の方々に応募を募ったところ、桜以外の花の作品も集まりました。
 私共の意図した感じとはまた違った作品ではありますが、今までになく力強い、個性的な作品たちです。昨年とは異なった趣向の作品展となり、結果的にはとても良いものとなりました。
 これから開催されるギャラリーでの催し物は、応募作品が予想の範疇であった今までの作品展とは違って、集まる作品がこちらの期待を良い意味で裏切りつつ、未知なる可能性を見せてくれる作品展へと展開していってくれるのではないかと期待しています。
 少しずつ暖かくなってやがて様々な花の季節となりますが、まず「花嵐」で剪画の花をお楽しみ頂けたら…と念じております。近くの桜土手の散策の帰りがけにお立ち寄り頂ければ幸いです。
 
0703-A001 花嵐 1 鈴木 桂四郎 535×388mm
0703-A002 花嵐 2 鈴木 桂四郎 535×388mm
0703-A003 花嵐 3 鈴木 桂四郎 535×388mm
0703-A004 花嵐 4 鈴木 桂四郎 535×388mm
0703-A005 恋歌幻想 菅谷 茂 210×410mm
0703-A006 弥生の空に 菅谷 茂 143×194mm
0703-A007 風見鶏の見える丘 結城 公子 410×300mm
0703-A008 虚空遍歴 I 小野寺 マヤノ 406×585mm
0703-A009 虚空遍歴 II 小野寺 マヤノ 406×585mm
0703-A010 光の彩りに舞う桜 出口 和雅 400×570mm
0703-B001 恋歌追想 菅谷 茂 242×727mm
0703-B002 さくら一枝 青山 政枝 242×272mm
0703-B003 花嵐 −ほのか− 小沢 直平 242×272mm
0703-B004 花嵐 −さりぬ− 小沢 直平 242×272mm